2008年01月15日
蟹寺の籠の渡し
神通川が流れる細入の谷は、古くから景色の美しいことで知られ、江戸時代には浮世絵にも
描かれました。とりわけ、蟹寺村と対岸の間にかけられた篭の渡しのながめはすばらしく、代々の
富山藩主やその一族が、大勢で見物におとずれました。
安藤広重が画いた篭の渡しの図
高山からも、江戸時代中期には、国学者の田中大秀がこの場所が好きで弟子と再三訪れて、歌を
読んだり、一位一刀彫の祖といわれる松田亮長もこの場所を訪れて、彫刻に表すなど、非常に
有名な場所でした。
現在、その場所には、国道41号線の橋がかかり、その先はトンネルになっています。
絵で見るほど、その淵には、深さがありませんが、現在はダム建設のおかげで流れがゆるやかに
なっているので、昔ほど水量が無く、だんだん土砂がたまってきたものと思われます。
徳積善太




