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プロフィール
rekisy
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飛騨に住んで40年。文化の町「高山」に住んでいながら、知らないことが多い事に気づきました。少しでも、皆さんに知っていただくために、文化のまちおこしを目指します。 「歴史」と「音楽」のまちづくりを目指します。応援してください!
<所属研究会>
飛騨の匠学会 所属
立川流彫刻研究会 後援会会員
山王祭 神楽組 所属
日枝雅楽会 会員
倭舞保存会 責任者
飛騨歴史民俗学会 会員
飛騨古川ふるさと案内人会 準会員
下呂検定2008合格者

元 金森顕彰会 理事
日本ホスピタリティ学会 関西支部 客員聴講者
佐藤一斎研究会 客員会員
オーナーへメッセージ

2008年02月14日

「彫に生きる 谷口与鹿ものがたり」16

◇仕事放棄
しかし、結局は組の人たちの熱心な勧めに折れた与鹿だったが、それからというもの、
当人は全く仕事をしようとはせず、毎日城山に出かけては、子供たちと遊び、一向に仕事
をしようとはしなかった。

組内の人たちは心配になり、「いつ仕事をするのか」「一体ぜんたいいつになったら仕事を
始めてくれるのだろう」「こら、いいかげんに仕事をせい」などとあきれたり怒ったりしていたが、
永い間の心配の末、出来上がった唐子の表情を見て大変驚いた。
与鹿はただ遊んでいたのではなく、屋台の彫刻の構想を練る傍ら、子供たちの表情、姿態
をくまなく観察していたのである。

構想は、師匠吉兵衛から和四郎の唐子の図を見せてもらっていたので、その唐子を題材に
した彫刻に仕上げようと以前から考えていたと思われる。半田市の和四郎の手による彫刻
の中に唐子の彫刻が見られることからも、題材はそこから取ったのではないかと想像できる。
ただし、これについては、和四郎富昌の作品が弘化4年の作品となっているので、谷口与鹿
が作った作品を和四郎が実際に見て、彫刻の題材としたとも考えられるが、双方とも何の
題材から取ったか、研究の余地がある。

 
上記二点 麒麟台(高山)の唐子群遊の彫刻より 

 
上記二点 半田市 下半田唐子車の唐子彫刻と成岩旭車の籠伏せの鶏

徳積善太