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プロフィール
rekisy
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飛騨に住んで40年。文化の町「高山」に住んでいながら、知らないことが多い事に気づきました。少しでも、皆さんに知っていただくために、文化のまちおこしを目指します。 「歴史」と「音楽」のまちづくりを目指します。応援してください!
<所属研究会>
飛騨の匠学会 所属
立川流彫刻研究会 後援会会員
山王祭 神楽組 所属
日枝雅楽会 会員
倭舞保存会 責任者
飛騨歴史民俗学会 会員
飛騨古川ふるさと案内人会 準会員
下呂検定2008合格者

元 金森顕彰会 理事
日本ホスピタリティ学会 関西支部 客員聴講者
佐藤一斎研究会 客員会員
オーナーへメッセージ

2008年02月15日

「彫に生きる 谷口与鹿ものがたり」17 麒麟台

◇唐子群遊 (二三歳)

組内の人は、全く仕事をしようとしない与鹿に半ばあきらめかけていたころ、ある日を
境にして熱心にノミを入れる与鹿にほっとする。待って待って待ちわびた末に出来上が
った唐子群遊の彫刻のできばえは見事なもので、けやきの木目をうまく使い、「唐子
遊びの図」を浮き彫りにしている。

中でも「籠伏せの鶏」は透かし彫りの技法をうまく取り入れたもので、一木で作られて
いる。

最初に籠を外側から彫り、その隙間から彫刻刃を入れて中の鶏を彫るといった神業的
な技術の結集であった。当時は、どうやって作ったのか「見るものをして骸目させる」
ほどのできばえであったほど、高山中で話題となったことであろう。

この彫刻のために、後に「屋台キチ」と呼ばれる方がこの屋台組に数多く登場するが、
それほど「おらが屋台は一番」と自慢するだけの作品である。『この彫りに与鹿は三年
かかった。このとき彼のもらった彫り料は「米三表」とも「金十両前金」とも言われている
が、その金はとうに使ってしまい、「まるで無一文のおけらになって千虎屋(老田)の
細工場を出て行った(元田月山「高山祭」)」という。

徳積善太