うちの裏2_横井戸
こちらも本邦初公開。
うちには井戸が二つあります。
一つは、たて井戸。これは庭にありまして、すぐ下の5mくらいのところに万面と水がたまっています。
これはあまり使っていないのですが、雪下ろしの雪をここへ入れておくと、翌日には無くなっています。
そうやって消雪に使っています。
もう一つが横井戸。
こちらは、裏の石垣のところにあります。
小学校4年生くらいのときに奥まで入っていったのですが、じいちゃんに叱られて、戻ってきました。
確か、入り口から20mくらい奥まで行った記憶がありますが、まだまだその奥まで続いていました。
人が一人通れるくらいの広さで、そんなに大きくは無かったですが、奥のほうから風が吹いてきて
いるのを覚えています。
井戸のところにある水神様
最近になって、この裏山は、高山城のあった山であることから、お城の抜け穴ではないかと
思うようになりました。
確かに子供のときは、上一之町の東側の裏のところには、穴がいっぱいあって、いくつかは通って
いましたが、いくつかは行き止まりだった覚えがあります。
覚えているのは、神楽の裏の防空壕。そこの穴も奥までつながっていました。
また、私が中学校のときに、えび坂の下水工事がありましたが、ちょうどおかめ石の前あたりで見つかった
穴は、左に行くと郷土館。右に行くともっと奥までつながっていました。
工事の人によると、「三の丸の保育園のあたりまでつながっている」というお話でした。
その穴は、郷土館ということは、旧永田家のあったところ。
神楽の裏は、藤井家という旧家のあったところ。
うちの裏は、川上家の分家があったところ。
どこの穴も共通点は、豪商の家ということです。
おそらく、これは、お城の抜け穴だったのではないでしょうか。
徳積善太