おわび_10月27日放送分_飛騨の神楽台について

rekisy

2012年11月07日 17:16

先々週放送しました、飛騨の神楽台について、一部間違いがございましたので修正します。

一緒に獅子舞と神楽の研究をしておりますはげ下さんよりご指摘をいただきました。
はげ下さん、ありがとうございました。


まず、江名子の神楽台について、諏訪神社と申し上げましたが、間違いです 正しくは「賀茂神社 (上江名子)」です。


「  江名子の神楽台について
  【賀茂神社記録】 に
     明治9年八月新造  間口四尺五寸。奥行八尺 。上に大太鼓を吊り
     太鼓叩き三人 笛二人を乗せ村中曳廻す。
     大工 高山西町 西田伊三郎 OO 保木保十郎郎

  神楽台売払
    年々例祭盛大になり 総て道具多くなりし故人足の不足より是を売り払う事とせり。
    一、売渡先   阿多野郷万石区
    一、代金    四円也
   明治25年8月   区長 谷口善五郎 」とあります。

 
したがって、上江名子の賀茂神社から朝日町万石に譲渡された事を示す史料です。
万石の神楽台は、上江名子から売却されたものであると思われます。
しかも、作者は西田伊三郎。この方は、国の重文の吉島邸や、国府の鶴巣白山神社にある釈迦堂を作った
有名な大工さんです。



また、69台目の屋台が存在した史実もわかりました。


丹生川町大萱 大八柱神社には、神楽台がかつてあったことが写真付きで示されています。

   丹生川村史 によると 神楽台が紹介されていますが、はげ下さんが祭りの時確認しましたが蔵には
   見当たらなかったそうです。 (資料添付)



来週の放送でもお話しますが、取り急ぎ、ブログの方でご紹介いたします。

徳積善太

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