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和良村の歴史資料館6_古い狛犬

今日は、節分でしたね。
仕事に没頭していて、すっかり忘れていました。
自分は、豆屋なのに、失格です。

さて、和良村の歴史資料官にこんなに古い狛犬がありました。

和良村の歴史資料館6_古い狛犬
「狛犬一対 (郡上市指定重要文化財) 戸隠神社所蔵
この神社を守護する狛犬一対は、山犬で珍しいものである。狼や山犬の狛犬は熊野
信仰の各社でみられるもので、修験道色彩の濃いものである。聖獣としての狼が生息
していた環境のもので、山犬も狼と同様に扱われていた。神社の創建が、修験道の
影響を受けたことを示す民族的文化財である。」

和良村の歴史資料館6_古い狛犬 和良村の歴史資料館6_古い狛犬
「狛犬一対(郡上市指定重要文化財)鹿倉白山神社所蔵
狼の狛犬は珍しい。本社の創建が、修験道の色彩を色濃く持っていた頃を示す民俗
文化財である。」

こんな山奥に、こういった古い神社が存在したということは、当時、大変な文化がこの地に
あったことを物語ります。同じような狛犬を、国府の郷土館で見ましたが、時代的には
室町時代前期以前のものと思われますから、大変古いものです。

良く観ると、この狛犬、きつねにも見えませんか?
私は狐かと思いました。

徳積善太

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この記事へのコメント

まこちん。 さんのコメント

狼信仰については関東の秩父・多摩地方に多く残されてます。このへんの神社の狛犬は
狼タイプのものが圧倒的に多いですし、
関東の旧家では今でも「大口真神」という名の
お札を良く見ますよ。

この像は確かに狼ですね。
簡単な見分け方としては、口が耳の穴の下
あたりまで裂けているのが狼です。
狐や犬ではそこまで大きい口ではありません
また真正面から見ると横まで口が裂けている
様が良く判ります。「大口真神」の名前は
ここから出ているそうです。

たしか「飛騨の伝説」にも、江戸時代末期に
狼が急減したとかいう話がありました。
Posted on 2009年02月05日 11:58

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