今日は、節分でしたね。
仕事に没頭していて、すっかり忘れていました。
自分は、豆屋なのに、失格です。
さて、和良村の歴史資料官にこんなに古い狛犬がありました。
「狛犬一対 (郡上市指定重要文化財) 戸隠神社所蔵
この神社を守護する狛犬一対は、山犬で珍しいものである。狼や山犬の狛犬は熊野
信仰の各社でみられるもので、修験道色彩の濃いものである。聖獣としての狼が生息
していた環境のもので、山犬も狼と同様に扱われていた。神社の創建が、修験道の
影響を受けたことを示す民族的文化財である。」
「狛犬一対(郡上市指定重要文化財)鹿倉白山神社所蔵
狼の狛犬は珍しい。本社の創建が、修験道の色彩を色濃く持っていた頃を示す民俗
文化財である。」
こんな山奥に、こういった古い神社が存在したということは、当時、大変な文化がこの地に
あったことを物語ります。同じような狛犬を、国府の郷土館で見ましたが、時代的には
室町時代前期以前のものと思われますから、大変古いものです。
良く観ると、この狛犬、きつねにも見えませんか?
私は狐かと思いました。
徳積善太
狼タイプのものが圧倒的に多いですし、
関東の旧家では今でも「大口真神」という名の
お札を良く見ますよ。
この像は確かに狼ですね。
簡単な見分け方としては、口が耳の穴の下
あたりまで裂けているのが狼です。
狐や犬ではそこまで大きい口ではありません
また真正面から見ると横まで口が裂けている
様が良く判ります。「大口真神」の名前は
ここから出ているそうです。
たしか「飛騨の伝説」にも、江戸時代末期に
狼が急減したとかいう話がありました。