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飛騨の「めでた」考
飛騨高山の「めでた」について
"高山では「めでた」が出る前は立ってはいけないと習っておりますので「めでた」の前には『席にお戻りください』は無いと思いますが、地方で違うのでしょうか。また荘川の方に聞くと、荘川には めでた が無いそうです。周りではあるのにめずらしいですね。"
などという話をよく聞きます。"飛騨高山で、現在でも厳格に守られている酒宴のしきたりは「『めでた』が出るまでは、席を立って、酒を注ぎに行っては行けない。」ということです。
この司会者さんは飛騨地域以外の方も参加した酒宴に先立ち飛騨の伝統を言い忘れてしまい、めでたの前に無礼講になっていたようです。「お席におもどり下さい」は皆さんへのせめてものお願いのようですが、飛騨の宴会に於いては、この「めでた」の前は席を立たないようにして下さい。
これは、いろいろな意味がありますが、まずは、①料理をしっかりいただいて、悪酔いを避ける。②料理を作って下さった方に感謝する。③座席の両側の方が知らない方でもちゃんと交流を持つ。④宴席と言えども目上の方などに失礼のないようにする。。。などの意味があると伺っております。
「めでた」の歌詞について
「めでた」の歌詞は、次のようになっています。
「めーでーたー、めーでーーたーのー、(以上歌い出し)わーかーまーつー、うーーさーまーー、はーよーおーえーえーだーもー、おーえーさーあー、かーよーうるー、うーはーあーもー、おーしゅーげ、えーるー」
つまり
「めでためでたの若松様よ
枝も栄える 葉も繁る」
と言う歌詞です。これは、山形の花笠音頭と通じるところがありますが、これには諸説あって、金森公が山形の上山に転封されたときに、再度郡上八幡へ転封されます。そのときに一緒についてきた山形出身の家臣が広めたとか、北陸地方から入ってきたとか、いろいろ言われておりますが、そのルーツはわかっていません。
「葉もしげる」の部分では、「し」が「死」につながるとの意味もあり、わざと「しゅ」と言っているなどと言う説もあります。
飛騨地方では、「みなと」と呼ぶ地方もあり、これは、川流しをした木材が無事に「湊」へ流れ着いたときにこの歌を祝い歌として、中乗りさん達が歌ったという話に基づくものです。今でも、神岡や上麻生では「みなと」と呼ばれているそうですが、いつ頃から歌われたものなのかははっきりしません。
この「みなと」の節回しは、高山や古川の物と比較して、マイナー系のコード進行でできており、聞いた感じが暗い感じがします。
「めでた」の節について
高山のめでたには、大まかに2種類の節があります。一般に伝わっているものは、保浅流と呼ばれているもので、昭和40年代以降に、民謡師の保浅太郎氏が宴席などで一般に広めたという話があります。もう一つは、民謡調のもので、民謡師の小坂氏によって歌い継がれました。この節回しは微妙に保浅流とは違いますが、現在の宴席では、一般に保浅流のものが出回っています。
それ以前のめでたが、どのような節回しであったのかは、私も余り詳しく知りません。
飛騨の「めでた」について
これが飛騨となると節回しが地域によって違いますし、呼び名も違うところがあります。
文章で書き表すのは非常に難しいのですが、高山めでたはメジャー系のコードで明るい感じになっています。
また、一般には、「めーでーたー」で歌い出しが行なわれますが、もともと旦那衆の行なっていためでたは、
端唄に「松尽くし」というのがあり、これを歌ってから「めーでーたー」となります。
「松尽くし」とは、松の数え歌で、「一本目には、市の松。二本目には庭の松、三本目には下がり松・・・」などという歌詞になっています。今では、高尚な宴会以外、使われていません。
また、昔の宴会では、めでたの後に続くのが、「東海道宿続き」で、東海道五十三次の歌へと続き、「かいな、かいな、親切かいな」という梅川忠兵衛さんへの歌と続きます。ただし、最近では古老の方が歌われるだけで、ほとんどの宴会では歌われることは少なくなりました。
高山めでたと節回しが類似しているものは、「朝日めでた」と「丹生川めでた」・「清見めでた」です。この違いは節回しが微妙に異なることですが、歌詞はほとんど同じ物です。
また、荘川地方には、「めでた」という歌自体がありません。
古川めでた=若松さま について
古川めでたは、めでたとは呼ばず、「若松様」と呼び、一般には「ぜんぜのこ」を続けて歌うことで有名です。
こちらでは、「わーかーまつー、さーまー」の節回しで始まりますが、どちらかというとマイナーコードの暗い感じで始まるのが特徴ですが、終了後は、「めでーたー、めでーたの、わかまーつーさーまーよ、枝も栄ゆる、葉もしげーる、ついたとてなんとせず、ぜんぜのこ、ほりゃ、まんまのこー」という歌が続き、明るい民謡が続くのがならわしです。
以前、古老の方より、「この歌詞が40番以上もあるんやさ」などと伺った事がありましたので、一度調べて見たいと思い、古川の名物語り部 鮎飛さんにお尋ねしたところ、「以前、そういう話をわしも聞いていて調べた事があったんやさ」といって、歌詞カードをコピーして下さいました。
1.目出度 目出度の 若松様よ 枝も栄える 葉も茂る
※コリャ ツイタトテ ナントセズ ゼンゼノコ コリャ マンマノコ
2.音に名高い 古川祭り 起し太鼓の 勇み打ち ※
3.道も一筋 杉本様え 祈る心も 一筋に ※
4.嫁を見立の 三寺参り 髪を結わせて 礼参り ※
5.月に恥ずかし 五へいの土堤を そぞろ歩きの 影法師 ※
6.婆さどこ行きやる 三升樽下げて 嫁の在所へ 孫抱きに ※
7.おまん股ぐらに 吊鐘堂が出来て 村の若い衆が 突きたがる ※
8.天気良ければ 金森様の 城の太鼓の 音のよさ ※
9.ここの館は 目出度い 館 鶴が御門に 巣をかけた ※
10.鶴が御門に 何んと云て 架けた お家繁昌と 云て 架けた ※
11.差いた盃き 中見て上れ 中は鶴亀 五葉の松 ※
12.貴方百まで わしゃ九十九まで 共に白髪の はえるまで ※
13.咲いた桜に 何故 駒つなぐ 駒が勇めば 花が散る ※
14.馬に乗るのが 大名ならば 夏の草刈りや 皆大名 ※
15.鮎は瀬につく 鳥や木に上る 人は情の 下に住む ※
16.唄いなさいよ お唄いなさいよ 唄でご器量が 下がりやせぬ ※
17.飲めや唄えや 一寸先きや暗だ 下戸の建てたる 倉もない ※
18.色で身を売る 西瓜でさえも 中にや 黒の 種がある ※
19.酒はよい物 気を勇ませて 顔に五色の 色を出す ※
20.丸い玉子も 切よで四角 ものも云いよで 角が立つ ※
21.今日よ 明日よと 指折り数えへ 指の手前の 恥しさ ※
22.鳥の中でも あのうぐいすは 後生大事に ホケキョ読む ※
23.主のおそばと 霞橋は 離れともない いつまでも ※
24.可愛 可愛と 夜は抱きしめて 昼は互に 知らぬ顔 ※
25.貴方正宗 わしゃ錆刀 貴方切れても わしゃ切れぬ ※
26.婆さ 出て見よ 向いの山で 猿が餅突く 木の股で ※
27.横に寝かせて 枕をさせて 指で楽しむ 琴の糸 ※
28.昔馴染と つまづく石は 憎いながらも 振返る ※
29.虎は千里の 薮さへ越すに 障子一重が ままならぬ ※
30.見たよな顔だと 振り向く二人 何時かホテルで 寝た相手 ※
31.三味と私は 切っても切れぬ 指のさばきで 音上げる ※
32.入れておくれよ 痒くてならぬ 私一人が 蚊帳の外 ※
33.わしと貴女は 羽織の紐よ 硬く結んで 胸に抱く ※
34.○○のしたい程 仕事が出来りゃ 倉を建てます ○○倉を ※
35.善光寺詣りと ○ックスは 行きも帰りも ありがたい ※
36.わしと貴女は 卵の中よ わしは白味で きみを抱く ※
37.○ネの頭に おしろいつけて 子供こりゃ見よ 富士の山 ※
38.入れて持ち上げて 拭いてまでやるに 何が不足で ○ネつまむ ※
39.いやなお客の 親切よりも 好きなお方の 無理がよい ※
40.何んと よい声 貴方の声は 二本林の 蝉の声 ※
41.あんまりしたさに 泥棒としたら ○○の半ぺた 盗まれた ※
42.枝も栄えて 葉も茂りやこそ 人は 若松様と云う ※
43.ついて行きます お前とならば どんな山家の 住まいでも ※
44.一夜寝てさえ 千夜は思う 長の馴染は いつ忘りょ ※
45.あまり長いと 唄手がこまる 一寸ここらで 一休み ※
*******************************************************************
46.あまり長いと お客がこまる ちょいとここらで 一休み ※
47.平湯峠が 海ならよかろ 可愛いあの子と 船で越す ※
48.
などなど
古川では一般的に、酒宴の席で、歌い回しを行なうことが多い様で、場を盛り上げるために即興で歌詞を作って歌うことが多かったようです。私の聞いたところでは、100番近くまであるとのことでしたが、現在はっきりしているものは、上記の歌詞です。下ネタも含まれていることがわかります。
神岡めでた
神岡では、前述のように、めでたのことを「みなと」と言っており、マイナー系のコードで始まる比較的暗い感じがする節回しになっています。これは、一説によると、高原川へ木を伐り出した際、湊(=木をためる場所)へ無事に木が集まった事を祝って、中乗りさん達が全員で合唱をしたということからその呼び名がきているということです。
同じような言い伝えは、下麻生地区にも残っており、神岡では、北方材が、下麻生では南方材が湊に着き、そこから筏を組んで下流に流したという話から来ています。

最近の企業においての「めでた」
柏木工では、次のように新入社員に対してめでたの指導を行なっています。
「宴席でも飛騨地方の独特のしきたりがあります。新年会、忘年会、懇親会、花見等々様々な宴席に共通して、その会の半ばに祝い歌『めでた』が披露されます。これは会の年長者指名されて出だしを唄い、それを引き継いで同席の全員が声を合わせて唄うものです。
『めでた』までは基本的には各自自分の席に居て、『めでた』が披露されて初めて席を離れて酒を注ぎあうこととなります。何かにつけてお酒が出る土地柄です。飲み過ぎや飲酒運転をしないことを含め、お酒と上手に付き合いましょう。」
最近の若い社員達が、古いしきたりや宴席でのマナーを知らないために、このようなマニュアルを作って配布している一例です。
私も「めでた」については、子供の時は知りませんでしたが、大人になっていろんな宴席に出るようになり、たくさんの「めでた」がある事を知りました。
皆さんも、これ以外に知っている事があったら、教えて下さい!
"高山では「めでた」が出る前は立ってはいけないと習っておりますので「めでた」の前には『席にお戻りください』は無いと思いますが、地方で違うのでしょうか。また荘川の方に聞くと、荘川には めでた が無いそうです。周りではあるのにめずらしいですね。"
などという話をよく聞きます。"飛騨高山で、現在でも厳格に守られている酒宴のしきたりは「『めでた』が出るまでは、席を立って、酒を注ぎに行っては行けない。」ということです。
この司会者さんは飛騨地域以外の方も参加した酒宴に先立ち飛騨の伝統を言い忘れてしまい、めでたの前に無礼講になっていたようです。「お席におもどり下さい」は皆さんへのせめてものお願いのようですが、飛騨の宴会に於いては、この「めでた」の前は席を立たないようにして下さい。
これは、いろいろな意味がありますが、まずは、①料理をしっかりいただいて、悪酔いを避ける。②料理を作って下さった方に感謝する。③座席の両側の方が知らない方でもちゃんと交流を持つ。④宴席と言えども目上の方などに失礼のないようにする。。。などの意味があると伺っております。
「めでた」の歌詞について
「めでた」の歌詞は、次のようになっています。
「めーでーたー、めーでーーたーのー、(以上歌い出し)わーかーまーつー、うーーさーまーー、はーよーおーえーえーだーもー、おーえーさーあー、かーよーうるー、うーはーあーもー、おーしゅーげ、えーるー」

つまり
「めでためでたの若松様よ
枝も栄える 葉も繁る」
と言う歌詞です。これは、山形の花笠音頭と通じるところがありますが、これには諸説あって、金森公が山形の上山に転封されたときに、再度郡上八幡へ転封されます。そのときに一緒についてきた山形出身の家臣が広めたとか、北陸地方から入ってきたとか、いろいろ言われておりますが、そのルーツはわかっていません。
「葉もしげる」の部分では、「し」が「死」につながるとの意味もあり、わざと「しゅ」と言っているなどと言う説もあります。
飛騨地方では、「みなと」と呼ぶ地方もあり、これは、川流しをした木材が無事に「湊」へ流れ着いたときにこの歌を祝い歌として、中乗りさん達が歌ったという話に基づくものです。今でも、神岡や上麻生では「みなと」と呼ばれているそうですが、いつ頃から歌われたものなのかははっきりしません。
この「みなと」の節回しは、高山や古川の物と比較して、マイナー系のコード進行でできており、聞いた感じが暗い感じがします。
「めでた」の節について
高山のめでたには、大まかに2種類の節があります。一般に伝わっているものは、保浅流と呼ばれているもので、昭和40年代以降に、民謡師の保浅太郎氏が宴席などで一般に広めたという話があります。もう一つは、民謡調のもので、民謡師の小坂氏によって歌い継がれました。この節回しは微妙に保浅流とは違いますが、現在の宴席では、一般に保浅流のものが出回っています。
それ以前のめでたが、どのような節回しであったのかは、私も余り詳しく知りません。
飛騨の「めでた」について
これが飛騨となると節回しが地域によって違いますし、呼び名も違うところがあります。
文章で書き表すのは非常に難しいのですが、高山めでたはメジャー系のコードで明るい感じになっています。
また、一般には、「めーでーたー」で歌い出しが行なわれますが、もともと旦那衆の行なっていためでたは、
端唄に「松尽くし」というのがあり、これを歌ってから「めーでーたー」となります。
「松尽くし」とは、松の数え歌で、「一本目には、市の松。二本目には庭の松、三本目には下がり松・・・」などという歌詞になっています。今では、高尚な宴会以外、使われていません。
また、昔の宴会では、めでたの後に続くのが、「東海道宿続き」で、東海道五十三次の歌へと続き、「かいな、かいな、親切かいな」という梅川忠兵衛さんへの歌と続きます。ただし、最近では古老の方が歌われるだけで、ほとんどの宴会では歌われることは少なくなりました。
高山めでたと節回しが類似しているものは、「朝日めでた」と「丹生川めでた」・「清見めでた」です。この違いは節回しが微妙に異なることですが、歌詞はほとんど同じ物です。
また、荘川地方には、「めでた」という歌自体がありません。
古川めでた=若松さま について
古川めでたは、めでたとは呼ばず、「若松様」と呼び、一般には「ぜんぜのこ」を続けて歌うことで有名です。
こちらでは、「わーかーまつー、さーまー」の節回しで始まりますが、どちらかというとマイナーコードの暗い感じで始まるのが特徴ですが、終了後は、「めでーたー、めでーたの、わかまーつーさーまーよ、枝も栄ゆる、葉もしげーる、ついたとてなんとせず、ぜんぜのこ、ほりゃ、まんまのこー」という歌が続き、明るい民謡が続くのがならわしです。
以前、古老の方より、「この歌詞が40番以上もあるんやさ」などと伺った事がありましたので、一度調べて見たいと思い、古川の名物語り部 鮎飛さんにお尋ねしたところ、「以前、そういう話をわしも聞いていて調べた事があったんやさ」といって、歌詞カードをコピーして下さいました。
1.目出度 目出度の 若松様よ 枝も栄える 葉も茂る
※コリャ ツイタトテ ナントセズ ゼンゼノコ コリャ マンマノコ
2.音に名高い 古川祭り 起し太鼓の 勇み打ち ※
3.道も一筋 杉本様え 祈る心も 一筋に ※
4.嫁を見立の 三寺参り 髪を結わせて 礼参り ※
5.月に恥ずかし 五へいの土堤を そぞろ歩きの 影法師 ※
6.婆さどこ行きやる 三升樽下げて 嫁の在所へ 孫抱きに ※
7.おまん股ぐらに 吊鐘堂が出来て 村の若い衆が 突きたがる ※
8.天気良ければ 金森様の 城の太鼓の 音のよさ ※
9.ここの館は 目出度い 館 鶴が御門に 巣をかけた ※
10.鶴が御門に 何んと云て 架けた お家繁昌と 云て 架けた ※
11.差いた盃き 中見て上れ 中は鶴亀 五葉の松 ※
12.貴方百まで わしゃ九十九まで 共に白髪の はえるまで ※
13.咲いた桜に 何故 駒つなぐ 駒が勇めば 花が散る ※
14.馬に乗るのが 大名ならば 夏の草刈りや 皆大名 ※
15.鮎は瀬につく 鳥や木に上る 人は情の 下に住む ※
16.唄いなさいよ お唄いなさいよ 唄でご器量が 下がりやせぬ ※
17.飲めや唄えや 一寸先きや暗だ 下戸の建てたる 倉もない ※
18.色で身を売る 西瓜でさえも 中にや 黒の 種がある ※
19.酒はよい物 気を勇ませて 顔に五色の 色を出す ※
20.丸い玉子も 切よで四角 ものも云いよで 角が立つ ※
21.今日よ 明日よと 指折り数えへ 指の手前の 恥しさ ※
22.鳥の中でも あのうぐいすは 後生大事に ホケキョ読む ※
23.主のおそばと 霞橋は 離れともない いつまでも ※
24.可愛 可愛と 夜は抱きしめて 昼は互に 知らぬ顔 ※
25.貴方正宗 わしゃ錆刀 貴方切れても わしゃ切れぬ ※
26.婆さ 出て見よ 向いの山で 猿が餅突く 木の股で ※
27.横に寝かせて 枕をさせて 指で楽しむ 琴の糸 ※
28.昔馴染と つまづく石は 憎いながらも 振返る ※
29.虎は千里の 薮さへ越すに 障子一重が ままならぬ ※
30.見たよな顔だと 振り向く二人 何時かホテルで 寝た相手 ※
31.三味と私は 切っても切れぬ 指のさばきで 音上げる ※
32.入れておくれよ 痒くてならぬ 私一人が 蚊帳の外 ※
33.わしと貴女は 羽織の紐よ 硬く結んで 胸に抱く ※
34.○○のしたい程 仕事が出来りゃ 倉を建てます ○○倉を ※
35.善光寺詣りと ○ックスは 行きも帰りも ありがたい ※
36.わしと貴女は 卵の中よ わしは白味で きみを抱く ※
37.○ネの頭に おしろいつけて 子供こりゃ見よ 富士の山 ※
38.入れて持ち上げて 拭いてまでやるに 何が不足で ○ネつまむ ※
39.いやなお客の 親切よりも 好きなお方の 無理がよい ※
40.何んと よい声 貴方の声は 二本林の 蝉の声 ※
41.あんまりしたさに 泥棒としたら ○○の半ぺた 盗まれた ※
42.枝も栄えて 葉も茂りやこそ 人は 若松様と云う ※
43.ついて行きます お前とならば どんな山家の 住まいでも ※
44.一夜寝てさえ 千夜は思う 長の馴染は いつ忘りょ ※
45.あまり長いと 唄手がこまる 一寸ここらで 一休み ※
*******************************************************************
46.あまり長いと お客がこまる ちょいとここらで 一休み ※
47.平湯峠が 海ならよかろ 可愛いあの子と 船で越す ※
48.
などなど
古川では一般的に、酒宴の席で、歌い回しを行なうことが多い様で、場を盛り上げるために即興で歌詞を作って歌うことが多かったようです。私の聞いたところでは、100番近くまであるとのことでしたが、現在はっきりしているものは、上記の歌詞です。下ネタも含まれていることがわかります。
神岡めでた
神岡では、前述のように、めでたのことを「みなと」と言っており、マイナー系のコードで始まる比較的暗い感じがする節回しになっています。これは、一説によると、高原川へ木を伐り出した際、湊(=木をためる場所)へ無事に木が集まった事を祝って、中乗りさん達が全員で合唱をしたということからその呼び名がきているということです。
同じような言い伝えは、下麻生地区にも残っており、神岡では、北方材が、下麻生では南方材が湊に着き、そこから筏を組んで下流に流したという話から来ています。

最近の企業においての「めでた」
柏木工では、次のように新入社員に対してめでたの指導を行なっています。
「宴席でも飛騨地方の独特のしきたりがあります。新年会、忘年会、懇親会、花見等々様々な宴席に共通して、その会の半ばに祝い歌『めでた』が披露されます。これは会の年長者指名されて出だしを唄い、それを引き継いで同席の全員が声を合わせて唄うものです。
『めでた』までは基本的には各自自分の席に居て、『めでた』が披露されて初めて席を離れて酒を注ぎあうこととなります。何かにつけてお酒が出る土地柄です。飲み過ぎや飲酒運転をしないことを含め、お酒と上手に付き合いましょう。」
最近の若い社員達が、古いしきたりや宴席でのマナーを知らないために、このようなマニュアルを作って配布している一例です。
私も「めでた」については、子供の時は知りませんでしたが、大人になっていろんな宴席に出るようになり、たくさんの「めでた」がある事を知りました。
皆さんも、これ以外に知っている事があったら、教えて下さい!
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