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五代目の三番叟人形

このほど、上一之町上組の三番叟の人形が新調された。
従来のこっていた人形の衣装などを忠実に再現されたもの。組では補助金なども使い、
1000万円をかけて新調されました。
五代目の三番叟人形
市民時報に次の記事が載っていました。

「鶏闘楽   平成24年4月6日(金)高山市民時報

「山王祭の三番叟のからくり人形が新しくなった。大正二年十月、上一之町の平瀬家の
土蔵に保管されていた三代目の人形が、折しも発生した火災で類焼。平瀬家では京都
の有名な人形展丸平に注文し、完成した人形を大正五年に四代目として寄贈した。
従って今回のは五代目に当たる▼からくり人形作りと言えば、愛知県の玉屋庄兵衛の
名が上がるが、五代目は正真正銘の飛騨の匠の作。漆垣内町の若林清山さんら高山市
内の人達がてがけた。屋台組では目下、新しい人形の捜査を猛特訓中▼三番叟の台名
は、かつて翁台とか、恩雀とも呼ばれていた。翁台の呼び名は能の「翁」から採られ、
屋台曳子の衣裳の半纏の背には「翁」の文字を白抜きしている▼「恩雀」の方は想像
上の砦、頭部は竜、羽と尾は鳳凰の形をしていると言われる。創建当時は、屋根に恩
雀が大きく羽を広げていたと想像される▼春まだ浅い飛騨高山の山王祭りの晴れ舞台
で、飛騨びとの手で作り上げられた五代目の三番叟人形が、見事な翁に変身して鈴を
振ってくれることを祈る。」


徳積善太
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