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与鹿の作?!東山白山神社の神楽台の獅子

今日の中日新聞にこんな記事が掲載されました。

与鹿の作?!東山白山神社の神楽台の獅子

平成24年5月5日 中日新聞

「与鹿一門作の獅子?
高山の白山神社所有屋台 きょう例祭で披露

 高山市の東山白山神社が所有する屋台に飾り付けられた獅子の彫刻六体が、江戸時代の彫刻
家谷口与鹿一門の作と示唆する記録が見つかった。
 与鹿は高山祭の屋台彫刻で知られるが、獅子の作者は分かっていなかった。屋台は、五日に市内
である同神社の例祭でお披露目される。
 獅子は、神楽台の四隅に備え付けられた縦約十センチ、横約四十センチのケヤキ製。神楽台の創
建時(一八四七年)の記録台帳「白山宮神楽再建議事払帳」に、「金八両 谷口与鹿 龍壱ツ志々
六ツ細工代」と記してあるのを、神社の宝物殿総代の池之端甚衛さん(75)が三月上旬、資料の整
理中に見つけた。
 「志々六ツ」が六体の獅子を指すとみられる。屋台彫刻に詳しい市内の彫刻家によると、材質も
良く、与鹿かその弟子が作った可能性が高いという。 屋台は四日、例祭準備のため蔵から出され、氏
子たちが「あらためて見ると勇壮な獅子だ」と感心していた。屋台は五日午後一時すぎから、安川
通りなどで引き回される。(山下洋史)」


その獅子について、今まで何度か撮影しようと思っていたのですが、いつも動いている神楽台にしか
遭遇しないので、詳細の映像を撮ったことがありませんでした。今日、早速撮影してきました。
(組の方に掲載は了承いただきました)

与鹿の作?!東山白山神社の神楽台の獅子
右前の獅子

与鹿の作?!東山白山神社の神楽台の獅子
右中の獅子

与鹿の作?!東山白山神社の神楽台の獅子
右後ろの獅子

与鹿の作?!東山白山神社の神楽台の獅子
左前の獅子

与鹿の作?!東山白山神社の神楽台の獅子
左中の獅子

与鹿の作?!東山白山神社の神楽台の獅子
左後ろの獅子


これは、山王神楽台のおそらく群鳳作の獅子だと思いますが、これは右中の獅子と
上向きとした向きが違うだけでよく似ています。比較して見てください。
与鹿の作?!東山白山神社の神楽台の獅子
与鹿の作?!東山白山神社の神楽台の獅子


徳積善太
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